国家検査局、今年1〜9月で総額3億1300万ドルの不正・汚職事案を特定、公金回収と綱紀粛正を強化

ニュース要約
ラオス国家検査局(SIA)は国民議会において、2026年第1四半期から第3四半期にかけての国家監査実績を報告し、総額約3億1300万ドルに上る不正流用や汚職関連損失を特定し、国庫への資産回収と関係者の法的処罰を厳格に進めていると発表しました。
重要なポイント
- 2026年1〜9月の汚職・違法支出監査により約3億1300万ドル(約7兆キープ超)の被害を特定
- インフラ公共事業の水増し請求や鉱山開発の不透明な許認可、密輸関連の追及を徹底
- 財政再建と外国投資誘致の基盤として透明性の高い法治行政の確立を推進
不正を許さぬ徹底監査、財政健全化と法治国家の確立へ断固たる追及
第10期国民議会第2回通常会期において、ラオス国家検査局(SIA)の長官は、2026年1月から9月までの9か月間に実施された全国規模の監査・汚職摘発活動に関する年次中間報告を行いました。同報告によると、中央および地方の行政機関、国営企業を対象とした監査により、総額約3億1300万米ドル(現地通貨換算で7兆ラオスキープ超)に及ぶ公金の不正流用、違法支出、および税収漏れが特定されました。
検査局が重点的にメスを入れたのは、道路や橋梁、公共施設建設における水増し契約、鉱山開発や木材伐採権の付与を巡る違法な便宜供与、さらには国境税関における密輸品の見逃しや過少申告事案です。これまでに不正に関与したとされる公務員や民間事業者数百名が事情聴取を受け、悪質な事案についてはすでに司法当局へ事件が送致されています。
国家検査局は現在、関連口座の凍結や不動産・車両などの資産差し押さえを通じて、失われた国庫資金の迅速な回収を急いでいます。すでに相当額の現金および資産が国庫へ返還されており、回収された資金は水害復旧基金や農村部の学校・保健所インフラ整備に充当される方針です。
検査長官は「国家財政が厳しい試練に直面している今こそ、1キープの税金も無駄にすることは許されない。いかなる地位にある高官であっても例外なく法を厳格に適用し、透明で清潔な行政体制を確立することで、国民および国際社会からの信頼を勝ち取っていく」と力説しました。