首都ビエンチャンの高速バスBRT、10月12日より正式運賃1万キープの徴収を開始へ

ニュース要約
ビエンチャン持続可能都市交通プロジェクト(VSUTP)の一環として運行されている新交通システムBRT(バス高速輸送システム)は、試運転期間を経て2026年10月12日より1乗車一律1万キープでの正式運賃徴収を開始すると発表しました。
重要なポイント
- ドンドック(ラオス国立大学)とタラートサオ間を結ぶBRTが10月12日より運賃徴収を開始
- 運賃は1乗車一律1万キープに設定され、専用スマートカード決済を導入
- 専用レーン走行による定時運行で首都圏の交通渋滞緩和と環境負荷低減を加速
首都の新たな動脈、環境配慮型BRTが本格有料運行へ
ラオス公共事業運輸省(MPWT)およびビエンチャン特別市交通局は、アジア開発銀行(ADB)等の支援を受けて整備を進めてきた「ビエンチャン持続可能都市交通プロジェクト(VSUTP)」の基幹事業であるバス高速輸送システム(BRT)について、2026年10月12日(月)より乗客からの運賃徴収を正式に開始すると発表しました。
運行開始に伴う運賃は、距離に関わらず1乗車あたり一律1万ラオスキープ(LAK)と極めて手頃な水準に設定されました。乗車には現金のほか、各BRTステーションや市内指定窓口で販売される専用の交通系ICスマートカード「BRTカード」が利用可能で、タッチ決済によるスムーズな乗降が実現します。学生や高齢者を対象とした割引プランの導入も計画されています。
本BRT路線は、学生や教職員が集まる北部のラオス国立大学(ドンドック・キャンパス)から、商業の中心地であるタラートサオ(モーニングマーケット)バスターミナルまでを結ぶ主要幹線道路に沿って整備されました。車道中央に専用走行レーンが確保されており、一般車両の渋滞に巻き込まれることなく高い定時性を誇ります。車両には全車最新の電動EVバスが導入されており、都市部の大気汚染改善やCO2排出削減にも大きく寄与します。
交通局の責任者は「これまでビエンチャン市民の移動は自家用バイクや自動車に大きく偏っていたが、清潔で正確、安価なBRTの定着により、公共交通への利用転換を促したい。市民の快適な通勤・通学を支える持続可能な都市交通モデルとして全国に発信していきたい」と抱負を述べました。