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社会

首都ビエンチャンの次世代電動バスシステム(BRT)、市民利用が順調に拡大、都市渋滞緩和とクリーンな公共交通の定着へ

投稿日: 2026-10-15 読了時間: 3 min read 情報源: ビエンチャン持続可能都市交通プロジェクト (VUDAA) / 公共事業運輸省 / KPL
首都ビエンチャンの次世代電動バスシステム(BRT)、市民利用が順調に拡大、都市渋滞緩和とクリーンな公共交通の定着へ

ニュース要約

ビエンチャン中心部とドンボック地区を結ぶ電動バス高速輸送システム(BRT)が、試運転期間を経て市民や学生の日常の移動手段として定着を見せています。専用レーン走行による高い定時性とスマートICカードによるキャッシュレス乗車が好評を博しており、朝夕の幹線道路の渋滞緩和や排気ガス削減による大気環境の改善に寄与しています。

重要なポイント

  • ビエンチャン首都の電動BRTが市民や通学学生の重要な足として定着
  • 専用レーン運行とICカード改札により渋滞知らずの定時運行を実現
  • EVバス導入によるゼロエミッション化で都市の大気環境改善と脱炭素を牽引

静かで清潔、スマートな街の移動革命、定時運行が変える都市のライフスタイル

アジア開発銀行(ADB)や欧州投資銀行などの支援を受けて整備された、首都ビエンチャンの「バス高速輸送システム(Bus Rapid Transit: BRT)」が、商用本格運行への移行とともに利用者を順調に拡大させています。ドンボック国立大学キャンパスとタラートサオ(モーニングマーケット)を結ぶ全長約12.9キロメートルの専用レーンには、静粛性に優れた最新型の電動(EV)バスが定期的に往来し、首都のメインストリートであるラーンサーン通りの景観を一新させています。

利用者の間で特に高く評価されているのは、専用走行空間による抜群の定時運行性です。従来の自家用車やバイクに依存していた通勤・通学者からは、「朝のラッシュ時でも所要時間が正確に読めるため、安心して通学・通勤できるようになった」と好評を得ています。また、完全密閉型のエアコン付き停留所、車椅子用スロープ、ならびにスマートフォンアプリやICカードで乗降できるキャッシュレス決済システムの導入が、若年層から高齢者まで幅広い市民の利用を後押ししています。

環境面での波及効果も顕著です。ディーゼルバスに比べて走行時の二酸化炭素や排気微粒子(PM2.5)を一切排出しない電動車両の採用により、市街地の大気質向上と騒音低減に大きく貢献しています。首都当局は、BRTの支線となるコミュニティフィーダー路線の整備をさらに進め、自家用車から公共交通機関へのモーダルシフトを加速させる計画です。

プロジェクトを統括する交通当局の責任者は「BRTは単なる交通インフラにとどまらず、ビエンチャンが持続可能で環境に優しい近代都市へと生まれ変わるシンボルである。今後も市民の利便性を最優先に、清潔で快適な移動サービスの向上に努めていきたい」と意気込みを語りました。