南部パクセー市、国道13号南線での家畜放し飼いを厳罰化へ

ニュース要約
チャンパーサック県パクセー市当局は、交通量の多い国道13号南線における牛や水牛の放し飼いを禁止し、違反した飼い主に対して1頭あたり100万キープの罰金を科す方針を発表しました。
重要なポイント
- 国道13号南線での牛や水牛の徘徊を全面禁止
- 夜間の視認不良による重大交通事故を抑止するための厳罰化
- 違反者には1頭あたり100万キープの罰金と損害賠償義務を適用
夜間の重大交通事故防止へ、幹線道路の安全対策を徹底
南部チャンパーサック県の経済中心地であるパクセー市行政当局は、主要幹線道路である国道13号南線の市内区間において、牛や水牛などの家畜を放し飼いにすることを固く禁止する緊急通達を公布しました。規則に違反して家畜を道路上に徘徊させた場合、飼い主に対して家畜1頭あたり100万キープ(約6,500円相当)の過料を科すほか、万一事故が発生した際には全額の損害賠償責任を負わせるという厳しい措置が盛り込まれました。
国道13号南線は、首都ビエンチャンから南部諸県やカンボジア国境を結ぶ大動脈であり、昼夜を問わず大型トラックや長距離バス、一般車両が高速で行き交っています。しかし、沿道の農村部では昔ながらの放牧習慣が残っており、夕暮れ時から夜間にかけて街灯の少ない路上に突然家畜が飛び出し、オートバイや乗用車と衝突する重大な人身事故が後を絶ちませんでした。
地元住民やドライバーからは長年にわたり対策を求める声が寄せられていましたが、今回の厳罰化方針に対しては「ドライバーの命を守る英断」「飼い主の責任感を育むために必須の措置」と歓迎の声が広がっています。市当局は警察や村の治安部隊と連携したパトロール班を編成し、道路上で発見された放置家畜は一時保護施設に収容したうえで、所有者を特定して処分を下す計画です。
市交通安全委員会は「道路インフラの整備と並行して、住民の安全意識を高めることが事故削減の鍵となる。地域の安全と円滑な物流を守るため、すべての飼育農家にルール遵守を徹底してもらいたい」と強く呼びかけています。