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観光

情報文化観光省、世界遺産ワット・プーの直轄管理と保全体制を強化、南部観光回廊の拠点整備を推進

投稿日: 2026-10-16 読了時間: 3 min read 情報源: 情報文化観光省遺産局 / チャムパーサック県情報文化観光局 / Vientiane Times
情報文化観光省、世界遺産ワット・プーの直轄管理と保全体制を強化、南部観光回廊の拠点整備を推進

ニュース要約

情報文化観光省は、南部チャムパーサック県に位置するユネスコ世界文化遺産「ワット・プー(Vat Phou)」遺跡群について、遺跡保護と観光受入の質を高めるため中央政府による直接管理体制を強化すると発表しました。アンコール期以前の貴重な古代ヒンドゥー寺院建築の修復を進めるとともに、タイやカンボジアと結ぶ南部国際観光回廊の核として周辺インフラの整備を加速させます。

重要なポイント

  • ユネスコ世界文化遺産ワット・プーの管理・保全を情報文化観光省の直轄体制へ移行
  • 古代石造寺院の科学的保存修復を進めつつ観光案内所や歩行者回廊を刷新
  • タイ・カンボジアとの国境観光ルートを結ぶ南部メコン観光のキーステーションへ発展

千年の祈りを未来へ繋ぐ、南部が誇る世界的至宝の保全と観光振興が新ステージへ

情報文化観光省は、ラオス南部チャムパーサック県に鎮座するユネスコ世界文化遺産「ワット・プーとチャムパーサック古代景観群」について、中央政府直轄による総合的な保護管理体制へ格上げすることを発表しました。2001年に世界遺産へ登録された同遺跡は、5世紀から13世紀にかけて栄えた古代クメール文明の聖地であり、神聖なプーカオ山を背景にした雄大な石造寺院建築群で世界的に知られています。

今回の体制刷新は、遺跡の恒久的な保存修復と、持続可能なエコツーリズムの受入環境を高い国際基準に適合させることを目的としています。情報文化観光省遺産局は、フランスやインドなどの国際専門家チームと連携し、風化が進む主祠堂や石段レリーフの精密な3Dスキャン調査と科学的修復プロジェクトを本格化させます。また、遺跡周辺の緩衝地帯(バッファゾーン)における不法建築や景観阻害行為に対する法規制の監視も強化されます。

同時に、観光客の利便性向上に向けた周辺インフラの近代化も進められます。多言語対応のデジタル解説ガイダンスを備えた最新のエコビジターセンターの開設、環境配慮型の電動カート(EVトラム)による場内移動ルートの整備、ならびに地元住民が伝統工芸品や特産品を販売できる公正取引市場の開設が計画されています。

文化観光当局の責任者は「ワット・プーはルアンパバーンと並び、ラオスの豊かな歴史と精神文化を象徴する宝である。隣国タイのウボンラチャタニやカンボジア北部と直結する南部観光回廊の拠点として、文化財の価値を損なうことなく、地域住民の経済的恩恵へとつなげる持続可能な観光モデルを確立したい」と抱負を語りました。