ビエンチャン首都当局、サントーン郡で違法金採掘拠点を強制捜索・重機を押収、河川水源と自然環境の保全へ取締り強化

ニュース要約
ビエンチャン首都行政機構と天然資源環境局の合同査察チームは、サントーン郡の森林河川流域において無許可で操業していた違法な砂金・金鉱採掘現場を強制捜索し、油圧ショベルなどの大型重機を押収しました。水銀や化学物質による河川汚染と土砂崩れ被害を防ぐため、周辺地域での環境査察を常時体制へと引き上げる方針です。
重要なポイント
- 首都サントーン郡の違法金採掘拠点を特別取締チームが急襲し重機を差し押さえ
- 無許可掘削による水源汚染や土砂流出から下流の農業用水・飲料水を防衛
- 政府は無秩序な天然資源の乱掘に対し環境破壊企業への厳罰適用を徹底表明
美しい水源と森林を破壊から守る、環境犯罪への容赦ない実力行使
ビエンチャン特別市北部のサントーン郡において、首都天然資源環境局、郡警察、ならびに林業査察官で構成される特別取締合同部隊が、森林地帯の河川敷で秘密裏に行われていた無許可の金鉱山採掘現場への立ち入り強制捜索を実施しました。現地では採掘許可書を持たない業者が大型重機を無断で持ち込み、川床や森林斜面の大規模な掘削を行っていました。
合同チームは、現場で稼働していた油圧式ショベルカー複数台、砂金洗浄機、高圧ウォーターポンプなどの重機機材一式をその場で押収・封印しました。違法な砂金採取では、金の抽出に水銀やシアン化物などの猛毒化学物質が無管理で使用される危険性が極めて高く、下流に位置する農村コミュニティの飲料水や水田灌漑用水に対する深刻な汚染リスクが懸念されていました。
サントーン郡当局の報告によると、近隣住民から「河川の濁度が異常に高まり、魚が死滅している」との通報が相次ぎ、秘密裏の内偵捜査を進めていたとのことです。強制捜索に伴い、採掘を主導していた不法業者グループの責任者らに対し、森林法および鉱山法違反の容疑で法的処罰と原状回復費用の全額請求が進められています。
首都天然資源環境局の担当官は「天然資源の開発は、厳格な環境社会影響評価(ESIA)の承認を得た合法プロジェクトのみに限定されなければならない。市民の生命と自然生態系を脅かす悪質な環境破壊行為に対しては、今後も抜き打ち査察を徹底し、断固たる態度で臨む」と強い警告を発しました。