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経済

ラオス・韓国灌漑開発センター、農業用ダム安全性点検の集中研修を実施、ナムチム・ナムプーク両ダムを現地調査

投稿日: 2026-10-02 読了時間: 3 min read 情報源: KPL (Lao News Agency) / 農林省灌漑局 (DOI)
ラオス・韓国灌漑開発センター、農業用ダム安全性点検の集中研修を実施、ナムチム・ナムプーク両ダムを現地調査

ニュース要約

ラオス農林省灌漑局と韓国農漁村公社(KRC)が共同運営する灌漑開発センターは、ダム管理官らを対象とした2か月間にわたる構造安全点検研修を実施し、ビエンチャン県ナムチムダム等での実践的な耐震・漏水調査を完了しました。

重要なポイント

  • 韓国農漁村公社(KRC)の専門家チームが最新の非破壊検査技術と安全管理システムを指導
  • ビエンチャン県ナムチムダムおよび首都ナムプークダムにおいて実地での漏水・沈下計測調査を実施
  • 気候変動に伴う集中豪雨に耐えうる農業用水インフラの強靭化と技術者自立を推進

豊かな農地と下流の安全を守る、科学的知見に基づいたインフラ管理

ラオス農林省灌漑局(DOI)ならびにラオス・韓国灌漑開発センターは、韓国農漁村公社(KRC)の技術協力を得て推進している「ラオスにおける農業用ダム安全性管理・点検システム構築プロジェクト」の一環として、9月から10月にかけて実施されている集中実務研修の現地フィールド調査を公開しました。

ラオス国内には農業生産を支える数多くの灌漑ダムやため池が存在しますが、建設から数十年が経過した施設も多く、近年の気候変動に伴う局地的な集中豪雨や台風の襲来により、堤体の漏水や洪水吐ゲートの老朽化に対する予防保全が喫緊の課題となっています。

今回の研修では、中央および地方各県の灌漑局から選抜された若手土木技術者30名が参加しました。韓国の第一線で活躍する水工学専門家から、堤体内部の浸透流解析、地中レーダー探査機を用いた空洞探査、コンクリート強度の非破壊検査手法を学びました。参加者はビエンチャン県のナムチム灌漑ダムおよびビエンチャン特別市のナムプーク灌漑ダムにおいて、超音波測定器や変位センサーを実際に操作し、データ解析による健全度評価を実施しました。

灌漑局副局長は「農業用水の安定確保は、国家の食料安全保障と農家の生計向上を支える生命線である。韓国の先進的なダム管理ノウハウを吸収し、自国の技術者自身の手で定期点検と維持管理を完遂できる体制を全国へ波及させていきたい」と研修の意義を高く評価しました。