ASEAN観光大臣リトリート、マニラで開催、航空燃料高騰への対応と域内持続可能観光の加速で合意

ニュース要約
フィリピン・マニラで開催された第2回ASEAN観光大臣リトリートにラオス情報文化観光省代表団が参加し、地政学リスクに伴う移動コスト上昇への対策や、域内周遊観光の回復促進について意見交換を行いました。
重要なポイント
- マニラにて「第2回ASEAN観光大臣リトリート」が開催、ラオスからパカンサイ副大臣が出席
- 世界的なエネルギー価格変動による航空燃料費高騰や旅行コスト上昇への対応策を協議
- 越境ビザ手続きの簡素化や環境配慮型エコツーリズムを通じ、域内相互訪問の促進を確認
東南アジアの絆で難局を乗り越える、持続可能な観光の再興へ
フィリピンの首都マニラにおいて、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟各国の観光担当閣僚らが集う「第2回ASEAN観光大臣リトリート」が開催されました。ラオスからは情報文化観光省のパカンサイ・シカンサイ副大臣を団長とする政府代表団が出席し、ポストコロナにおける観光産業の強靭化と加盟国間の戦略的連携について非公式協議を行いました。
会議では、観光産業が東南アジア全体の経済成長、雇用創出、ならびに国民同士の相互理解を深める極めて重要な推進力であることが改めて確認されました。一方で、長期化する地政学的緊張や世界的なエネルギー市場の乱高下が、航空燃料価格の急騰や国際交通コストの上昇を招いており、地域全体の観光競争力に暗い影を落としている点について深い議論が交わされました。
各国大臣は、航空路線網の維持に向けた空港使用料の柔軟な見直し、複数国を周遊する「単一デスティネーション(One Single Destination)」としての共同ブランドマーケティング、およびデジタル出入国システムの相互接続によるシームレスな国境通過の実現を推進することで合意しました。また、豊かな自然と固有の地域文化を保護しながら長期的な経済価値を生み出す「エコツーリズム」や「地域密着型コミュニティ観光(CBT)」のベストプラクティスを共有していく方針が打ち出されました。
パカンサイ副大臣は演説の中で「内陸連結国へと変貌を遂げたラオスは、中国ラオス鉄道の利便性や手つかずの自然を活かし、近隣諸国と手を取り合って持続可能な観光ルートを構築していく用意がある。ASEANの一致団結した取り組みが、世界中からの旅行者を温かく迎える強固な基盤となる」と決意を語りました。