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経済

ラオス・ベトナム鉄道、総工費66億ドルで年内着工の最終準備へ、2030年のブンアン深水港直結を目指す

投稿日: 2026-10-11 読了時間: 3 min read 情報源: 公共事業運輸省 / ラオス・ベトナム鉄道会社 (LVRC) / Vientiane Times
ラオス・ベトナム鉄道、総工費66億ドルで年内着工の最終準備へ、2030年のブンアン深水港直結を目指す

ニュース要約

首都ビエンチャンとベトナム中部のブンアン深水港を結ぶ総延長約554キロメートルの「ラオス・ベトナム鉄道計画(総工費約66億米ドル)」について、公共事業運輸省は年内着工に向けた詳細環境影響評価(EIA)と用地収用計画の最終取りまとめに入りました。2030年の全面開業を目指し、海を持たない内陸国ラオスに待望の東部海洋アクセスルートを確立します。

重要なポイント

  • 総工費66億ドル規模のラオス・ベトナム鉄道が年内着工へ向け最終認可段階へ突入
  • ビエンチャンとベトナム中部ハティン省ブンアン港を結ぶ全長554kmの電化鉄道路線
  • 2030年開通により内陸国ラオスの貿易輸送コストを大幅削減し海洋直結を実現

海への夢が現実へ、内陸国から地域連結拠点へと舵を切る歴史的鉄道インフラ

ラオス公共事業運輸省とラオス・ベトナム鉄道会社(LVRC)は、首都ビエンチャンとベトナム中部ハティン省のブンアン深水港を直結する「ラオス・ベトナム高速鉄道プロジェクト(総工費約66億米ドル、全長約554キロメートル)」について、詳細工区設計および環境社会影響評価(ESIA)の最終審査を完了し、2026年内の正式着工に向けた準備が最終段階に入ったと発表しました。

本プロジェクトは、カムムアン県タケクから国境のムジア峠を経由してベトナム側の港湾施設へと抜ける戦略的動脈です。軌間1,435ミリメートルの標準軌を採用し、最高時速150キロメートルの旅客列車と時速80キロメートルの重量貨物列車が走行する近代的な電化鉄道として設計されています。すでに稼働しているラオス中国鉄道とビエンチャン南駅で相互接続することにより、中国雲南省からラオスを縦断し、ベトナムの深水港を通じて太平洋・南シナ海へと直結する壮大な汎アジア回廊が完成することになります。

ブンアン港は水深が深く大型コンテナ船の接岸が可能な天然の良港であり、ラオス政府が港湾運営権の株式20%を保有しています。本鉄道が開通すれば、ラオス産の鉱物資源、農産物(キャッサバ、コーヒー、果実)、木材加工品などを極めて低コストかつ迅速に世界市場へ輸出できるようになり、隣国タイの港湾に過度に依存してきた従来の物流構造が劇的に変革されます。

公共事業運輸省の報道官は「ラオス・ベトナム鉄道は、単なる交通手段にとどまらず、ラオスを内陸閉鎖国(Land-locked)から陸路連結ハブ(Land-linked)へと完全に脱皮させる国家の悲願である。2030年の運行開始に向け、両国政府が強固に連携して万全の施工態勢を敷いていく」と強調しました。