ラオス「ジャール平原」の巨大石壺から37人の遺骨を発見、古代の共同墓地と裏付け
投稿日: 2026-06-01
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情報源: The New York Times / Antiquity

ニュース要約
ラオス・シエンクワーン高原の「ジャール平原」で巨大石壺の調査が行われ、37人分の遺骨が発見されました。古代の共同埋葬の儀式を解き明かす重要な手がかりとなります。
重要なポイント
- シエンクワーン高原の巨大石壺「Jar 1」から37人の遺骨を発見
- 遺骨はバラバラの状態で、二段階埋葬などの複雑な葬儀儀礼を示す
- ガラスビーズや鉄のナイフなど広範な交易ネットワークを示す遺物も出土
ラオス「ジャール平原」の謎に迫る:巨大石壺から37人の遺骨と交易の痕跡を発見
ユネスコ世界遺産にも登録されているラオス中部シエンクワーン高原の「「ジャール平原(PlainのJars)」」において、考古学における極めて重要な発見が報告されました。科学誌『Antiquity』に掲載された最新の研究成果によると、遺跡内でも特に巨大な石壺(Jar 1)の発掘調査から、少なくとも「37人分の人間遺骨」が発見されました。
謎に包まれていた巨大壺の用途 数千個に及ぶ巨大な石壺が並ぶジャール平原は、長年にわたり食料の保管容器、モニュメント、あるいは葬儀用の施設など諸説あり、その用途は謎に包まれていました。 今回の発掘調査により、これらの壺が「「複数世代にわたる共同墓地(骨壺)」」として使用されていたことがほぼ確実となりました。
複雑な葬儀儀礼「二段階埋葬」 発掘された遺骨は骨格が保たれておらず、多くがバラバラの状態で出土しました。これは、一度遺体を別の場所で風化または仮埋葬させた後、特定の骨(長骨や頭骨)だけを選別して石壺の中に納めるという「「二段階埋葬(二次埋葬)」」の儀式が行われていたことを示しています。
放射性炭素測定によると、この巨大石壺は「西暦890年〜1160年頃」に活発に使用されていたと推定されています。