バチカン・ニュース特集:世界で最も多く爆撃された国、ラオスの癒えぬ傷跡
投稿日: 2026-08-11
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情報源: Vatican News

ニュース要約
バチカン・ニュースは特集記事の中で、ベトナム戦争中に「一人当たりの爆弾投下量が世界一」となったラオスの悲劇的な歴史と、現在も続く不発弾(UXO)の脅威について報じています。
重要なポイント
- カトリック教会の公式メディア「Vatican News」が、ラオスに関する詳細な歴史特集記事を配信し、同国が抱える負の遺産に再び国際的な関心を集めている。
- 記事は、1964年から1973年の間に米軍によって200万トン以上の爆弾が投下され、ラオスが「人口比で歴史上最も激しい爆撃を受けた国」であることを強調している。
- 終戦から半世紀以上が経過した現在も、推定数千万発のクラスター爆弾の不発弾(UXO)が全土の地中に眠っており、農民や子供たちが犠牲になり続けている現状を伝えている。
忘れられた「秘密の戦争」
美しい自然と穏やかな人々が暮らす国、ラオス。しかし、その大地には今も深い傷跡が残されています。カトリック教会の公式ニュースサイト「Vatican News」は、ベトナム戦争中に隣国ラオスで繰り広げられた、通称「秘密の戦争」に関する詳細な特集記事を公開しました。
降り注いだ200万トンの鉄の雨
ホーチミン・ルートの破壊などを目的として、1964年から1973年までの9年間にわたり、米軍はラオス全土に推定200万トン以上もの爆弾を投下しました。これは、第二次世界大戦で欧州全域に投下された爆弾の総量を上回る凄まじい量であり、ラオスは不名誉にも「人類史上、一人当たり最も多くの爆撃を受けた国」となってしまいました。
今も続く静かなる脅威
記事が強く訴えかけているのは、この悲劇が過去のものではないという事実です。投下されたクラスター爆弾のうち約30%が不発弾(UXO)として地中に残され、現在も約8000万発の「ボーイ(現地の言葉で小さな球体)」がラオスの国土に潜んでいます。農作業中の農民や、それをおもちゃと勘違いした子供たちが手足を失う、あるいは命を落とす事故が今も後を絶ちません。国際社会によるUXO撤去支援の継続と、平和への祈りが一層求められています。