「世界で最も爆撃された国」ラオス、今も残る不発弾の脅威と復興への歩み
投稿日: 2026-07-23
読了時間: 3 min read
情報源: Vatican News

ニュース要約
ベトナム戦争時代に投下された不発弾(UXO)が今も住民の生活を脅かしているラオスの現状と、地道に続けられている除去活動についてのレポートが発表されました。
重要なポイント
- ラオスは歴史上「世界で最も爆撃を受けた国」であり、その影響は現在も続いている。
- 数千万個とも言われる不発弾(UXO)が農地や居住区に眠っており、住民の安全や経済発展の大きな障壁となっている。
- 国際的な支援を受けながら不発弾除去と被害者支援が続けられているが、完全な安全確保にはまだ長い年月が必要とされる。
美しい自然に潜むベトナム戦争の爪痕
緑豊かで穏やかなラオスの田園風景。しかし、その地中には半世紀以上前の悲劇がいまだに眠っています。ラオスはベトナム戦争中、推定2億7千万個以上という、歴史上どの国よりも多くの爆弾を投下された「世界で最も爆撃された国」です。
日常生活と隣り合わせの危険
投下された爆弾の約30%は不発弾(UXO)として残り、現在でも農作業中の農民や遊んでいる子どもたちが犠牲になる痛ましい事故が後を絶ちません。安全な農地の確保が難しいため、農業を主体とするラオスの貧困問題とUXOは密接に結びついています。
終わりの見えない地道なクリアランス
現在、政府機関やMAG(Mines Advisory Group)などの国際NGOが協力し、探知機を使った地道な不発弾除去活動を毎日続けています。完全な除去にはあと100年以上かかるとも言われていますが、次世代の子どもたちが安心して走り回れる大地を取り戻すため、終わりのない戦いが今日も続いています。