ラオスの農林産物輸出、2026年上半期で10億ドル超を記録。年間目標の53%を達成

ニュース要約
ラオス農林省および商工省の統計によると、2026年上半期(1月〜6月)の農林水産物の総輸出額が10億米ドルを超え、2026年度の年間輸出目標である19億米ドルの53%を突破しました。
重要なポイント
- 2026年上半期で農林林産物の輸出が前年を上回り、累計10億米ドル(約1,600億円)を突破。
- 中国、ベトナム、タイ市場向けに、それぞれ安全基準や植物検疫基準をクリアした農産物の品目数が拡大。
- 主な輸出品目はバナナ、キャッサバ(乾燥・タピオカ粉)、コーヒー、スイカ、牛などの家畜。
経済成長:ラオスの農林産物輸出が絶好調、上半期で10億ドル突破。輸出市場の基準強化が奏功
ラオス政府は、現在開かれている国会において、2026年上半期の農林産物およびその加工品の輸出統計を発表しました。この中で、累計輸出額が10億米ドルに達し、政府が今年初めに掲げた年間輸出目標「19億米ドル」の53%を前倒しで達成したことが明らかになりました。
植物検疫基準のクリアと市場拡大
農林省の担当者は、この好実績の背景について「近年進めてきた、近隣諸国との間における輸出農産物の検疫(SPS)基準の適合化と品目アクセスの合意拡大が実を結んだ」と分析しています。
ラオスは現在までに、中国向けに41品目、ベトナム向けに19品目、タイ向けに17品目など、計84もの主要農畜産物品目の正式な市場アクセスを獲得しています。これまでは単なる「未加工の原材料」として安価に引き渡されていた農産物が、近年はタピオカ粉などの「高付加価値加工品」として輸出されるケースが増えており、これが全体の輸出額の押し上げに大いに貢献しています。
稼ぎ頭はキャッサバとバナナ、畜産も急成長
品目別の統計によると、輸出額のトップを維持しているのは「キャッサバ(乾燥キャッサバおよび澱粉)」で、中国およびベトナムのバイオ燃料や食品工業向けに大量に輸出されています。これに続き、中国で人気の「高原バナナ」や「スイカ」、欧州や周辺国でブランド化が進む「コーヒー豆」が安定した強さを見せました。
また、中国向けの検疫基準を満たしたラオス産牛肉や豚肉といった生体および肉加工品の輸出量も増加傾向にあり、農村地域の貴重な外貨獲得手段として定着しつつあります。政府は下半期に向けて、高インフレによる燃料高や肥料高の課題を抱える現地農家への融資サポートを継続し、さらなる輸出目標の達成を目指す方針です。