政府、ルアンパバーン県での金違法採掘事件を受け、全国で違法鉱物採掘の取締り強化を指示

ニュース要約
ラオス商工省は、世界遺産の街ルアンパバーン県で問題化していた違法な金採掘事件を受けて、鉱物資源の不正抽出や無許可採掘に対する全国的な取り締まりを実施する緊急命令を発表しました。
重要なポイント
- ルアンパバーン県での違法な金採掘事例が市民から非難を集めたことを受け、商工省が7月6日付で緊急指示書を発行。
- 無許可で行われている金、砂利、石材などのすべての採掘活動をただちに全面的に停止するよう要求。
- 政府は首相令第46号に基づき、過去数か月で12以上の州において違法操業グループを摘発し、重機等を没収。
資源保護と法執行:商工省、違法採掘への取り締まり強化を指示。ルアンパバーンでの無許可金採掘に厳しいメス
ラオス商工省は、世界文化遺産都市として保護されているルアンパバーン(Luang Prabang)県において相次いで報告された「無許可の金採掘事件」が社会的な議論と批判を呼んでいることを受け、全国の地方局および関係機関に対し、違法な鉱物資源の開発および抽出活動に対する監視と取り締まりを急拡大するよう命じました。
7月6日付の公式省令と強制執行
商工省が発行した今回の指示書に基づき、あらゆる企業、個人、または地元の事業体による「事前の正規認可を得ていない金、各種金属、砂、および石材の採掘活動」の即時かつ完全な停止が求められています。
ルアンパバーン県では、一部の業者が法的な環境影響評価や県・中央政府のライセンスを取得しないまま、保護指定区域に近い河川や森林地帯で重機を持ち込み、金の探査や採掘を強行していたことが発覚していました。これにより地元の生態系破壊や河川の汚染が懸念され、住民からの強い通報が政府を動かす決定打となりました。
12の州におよぶ大規模な撲滅作戦
ラオス政府は、現在推進している国家開発戦略および首相令(Order No. 46)に基づき、全国で大規模なクリーンアップ作戦を展開しています。
直近の報告によると、治安部隊と商工監査チームは過去数か月間に全土12の省において違法採掘現場への一斉捜索を行い、複数の外国人およびラオス人容疑者を逮捕したほか、バックホー(油圧ショベル)やダンプカー、採掘用のボートなどの大型機材を大量に押収しました。政府は「鉱物資源は国家の重要な財産であり、法秩序に則った持続可能な形でのみ開発されなければならない」と宣言し、今後さらに規制の監視網を狭めていくとしています。