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政治

ビエンチャン市判決:汚職スキャンダルで元国営電力(EDL)幹部ら17人に有罪、10人に終身刑。総額2,480万ドルの賠償命令

投稿日: 2026-07-02 読了時間: 3 min read 情報源: Nation Thailand, Vientiane Capital Court
ビエンチャン市判決:汚職スキャンダルで元国営電力(EDL)幹部ら17人に有罪、10人に終身刑。総額2,480万ドルの賠償命令

ニュース要約

ビエンチャン市人民裁判所は、国営ラオス電力(EDL)や外務省などが絡む4件の重大汚職事件について、元幹部やタイ人実業家を含む計17被告に有罪判決を下しました。うち10人には終身刑が科され、巨額の賠償・資産没収が命じられました。

重要なポイント

  • ビエンチャン市人民裁判所が4件 of 重大汚職事件で計17被告に有罪判決(10名に終身刑)。
  • 国営ラオス電力(EDL)の水力発電汚職事件に関与した元幹部4名とタイ人実業家に終身刑。
  • タイ人実業家に対しEDLへの2,480万米ドルの賠償のほか、国内外の口座や土地資産の没収を命令。

巨悪への断罪:ビエンチャン市裁判所、国営電力(EDL)汚職などで元幹部ら17人に有罪、10人に終身刑を宣告

ビエンチャン市人民裁判所は、国営ラオス電力(EDL)の水力発電開発プロジェクトに絡む巨額の資金着服や、外務省内の不正取引など、国家的な信用を揺るがした4つの主要な汚職・収賄事件に関する一審判決を一斉に言い渡し、計17人の被告に対して極めて重い有罪判決を下しました。

国営電力(EDL)を巡る巨大な汚職スキーム

今回宣告された判決の中で最も規模が大きく、注目を集めたのがEDLの発電事業を舞台にした汚職事件です。

起訴されていたEDLの元上級幹部4人(トンペット、ポンヴィサイ、サイサニット、カンボンの各被告)と、贈賄および資金洗浄を主導したタイ国籍の実業家アピチャート・ワンナクン被告の計5人に対し、裁判所は「国家資産の横領」「職権乱用」「組織的贈収賄」などの罪で、全員に最高刑となる**終身刑**を言い渡しました。

アピチャート被告に対しては、EDLに対して総額2,480万米ドル(約39億円)を超える損害賠償金を支払うよう命じるとともに、同被告名義の10の銀行口座、11筆の土地、および車両などの全資産を差し押さえ、売却処分して賠償に充てる司法決定が下されました。また、不正に流通した100万米ドル以上の賄賂資金も国家に没収されます。

外務省や政府系銀行の事件にもメス

今回の合同判決では、EDL事件のほかに以下の3つの汚職事件の判決も同時に下されました。
* 外務省内部におけるビザ発給や手数料に絡む公金横領事件。
* 国家検査機関や銀行監督部門の査察官が関与した収賄ネットワーク事件。
* 農業振興銀行(APB)における架空融資や不正流用事件。

これら4件の事件に関与した計17人の被告のうち、実に10人に対して終身刑が言い渡されており、残る被告らに対しても5年から20年の重禁錮刑および巨額の罰金が科されました。ラオス政府が推進する「汚職撲滅キャンペーン」における司法側の断固たる決意を示す歴史的なマイルストーンとなりました。