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ASEAN科学技術イノベーション閣僚会議(AMMSTI-22)がビエンチャンで閉幕。AI医療・宇宙協力など新方針で合意

投稿日: 2026-06-29 読了時間: 3 min read 情報源: ASEAN Secretariat, KPL
ASEAN科学技術イノベーション閣僚会議(AMMSTI-22)がビエンチャンで閉幕。AI医療・宇宙協力など新方針で合意

ニュース要約

ラオスのビエンチャンで開催された第22回ASEAN科学技術イノベーション閣僚会議(AMMSTI-22)が閉幕しました。AIを活用したヘルスケア事業の推進や新たなCOSTI組織改革、宇宙協力宣言などの重要イニシアチブが採択されました。

重要なポイント

  • 第22回ASEAN科学技術イノベーション閣僚会議(AMMSTI-22)がラオス・ビエンチャンにて無事閉幕。
  • 意思決定の効率化のため、従来の9つのサブ委員会を5つの戦略分野に統合するCOSTI of 再編に合意。
  • AIを活用したヘルスケア事業や宇宙協力に関する地域宣言、および120万ドル規模のASTIF公募資金計画が発表。

未来への科学技術ロードマップ:ビエンチャンでASEAN科学技術イノベーション閣僚会議(AMMSTI-22)が閉幕

ラオス人民民主共和国が議長国を務める中、首都ビエンチャンにおいて「第22回ASEAN科学技術イノベーション閣僚会議(AMMSTI-22)」が開催され、加盟各国の担当大臣およびASEAN事務総長らが地域開発に向けた科学技術イノベーションの連携強化を目的とした新たな行動枠組みを採択し、成功裏に閉幕しました。

地域全体の戦略的ガバナンスとCOSTIの歴史的再編

今回の閣僚会議における最大の成果の一つは、ASEAN科学技術イノベーション委員会(COSTI)の組織再編計画の正式承認です。従来の縦割り化しがちだった9つのサブ委員会体制を、現代のメガトレンド(AI、グリーンイノベーション、宇宙、先端素材など)に対応した5つの戦略作業グループに集約・統合することが合意されました。これにより、地域のイノベーション意思決定プロセスが大幅に効率化され、迅速な政策執行が可能になると期待されています。

また、次期10カ年(2026-2035年)の行動計画「APASTI」を追跡・可視化するための「APASTIモニタリング&評価ダッシュボード」や、各国の研究・事業開発を繋ぐ「ASEAN技術管理ハブ(ASEAN TMH)」などの新デジタルプラットフォームが同時に発表されました。

AIヘルスケアと「ASEAN宇宙協力宣言」の始動

新産業の育成と社会課題の解決に向け、AMMSTI-22ではいくつかの実用的なイニシアチブが承認されました。
1. **AIを活用した医療科学技術(AI-Enabled Health S&T)プロジェクト**:加盟国全体でのデジタル医療格差を改善するプログラムです。
2. **ASEAN宇宙協力に関する共同宣言**:自然災害対策や気象予測における共同衛星データの共有強化を掲げています。
3. **ASTIF Call 2026の開始**:AI技術を活用して地域社会の強靭性を高めるための総額120万米ドル(約1.8億円)規模の研究開発・スタートアップ公募ファンドが稼働を開始します。

議長を務めたラオスの科学技術当局の代表者は、「科学技術はラオスのような内陸国をデジタルとイノベーションで世界に接続するための極めて重要な鍵である。今回のビエンチャン合意を通じて、ASEAN全体でサステナブルかつ競争力のあるグリーンエコノミーを実現していきたい」と力強い展望を語りました。