ラオス政府、エルニーニョに伴う深刻な干ばつと水不足に警戒呼びかけ。2026年末に「スーパーエルニーニョ」に発達の恐れ

ニュース要約
ラオス農林省および気候当局は、現在発生中のエルニーニョ現象が2026年末から2027年にかけて「スーパーエルニーニョ」へ発達し、記録的な猛暑や降雨不順をもたらす懸念があるとして、農業や水道インフラへの緊急対策を呼びかけました。
重要なポイント
- ラオス全域でエルニーニョの影響により平年以上の猛暑(35〜38度)や雨不足が懸念されている。
- 2026年11月から2027年1月にかけ、さらに強力な「スーパーエルニーニョ」へ強まる確率が高い。
- 農林省は、干ばつによる農業被害を最小限に抑えるため、水源確保や給水調整の準備を呼びかけている。
気候変動の脅威:ラオス政府、スーパーエルニーニョによる干ばつと水不足への緊急対策を警告
ラオスの農林省および環境・気象当局は、現在アジア全域に影響を及ぼしているエルニーニョ現象が、2026年末から2027年始めにかけて強烈な「スーパーエルニーニョ」へと発達する可能性が高いとする予測を発表し、全国の農業関係者や自治体に対して、深刻な干ばつや水不足に備えた早期の緊急対策を呼びかけました。
猛暑と不規則な降雨による農業への影響
気象局の発表によると、エルニーニョの影響により、現在の雨季を通じて国内の平均気温は平年を上回る35度から38度に達する日が多く、降水パターンにも極端な乱れが生じています。局地的な激しい雷雨による洪水が発生する一方で、主要な農業地帯では平年を大きく下回る降雨量にとどまり、土壌の乾燥が進んでいます。
特に、主食である米の栽培(稲作)への影響が最も懸念されており、灌漑設備が不十分な地域では作物の植え付け遅れや生育不良のリスクが高まっています。また、水源の枯渇や山火事(森林火災)の発生リスクも例年より大幅に増加しています。
2026年末から2027年にかけた「スーパーエルニーニョ」の脅威
国際的な気象機関の分析に基づくと、2026年11月から2027年1月にかけて、今回のエルニーニョがさらに強力な「スーパーエルニーニョ」へと発達する確率は60%を超えています。これが現実となった場合、2027年の乾季は過去類を見ない記録的猛暑と深刻な水不足に見舞われる恐れがあります。
農林省は地方自治体に対し、農業用貯水池の管理徹底、効率的な給水スケジュールの策定、および農家に対する耐乾性品種の推奨などを緊急指示しました。また、一般市民に対しても、日常生活での節水を心がけ、熱中症対策を徹底するよう注意を促しています。