グローバル果実企業アグロベリーズがラオスへ進出。ボラベン高原で150ヘクタールの高級ブルーベリー栽培計画

ニュース要約
世界大手のベリー生産・流通企業であるアグロベリーズ社は、ラオスのベリー栽培企業「Mekong Blue」と提携し、チャンパサック県のボラベン高原で150ヘクタール規模の高級ブルーベリー栽培プロジェクトを開始することを発表しました。アジア市場への供給を目指します。
重要なポイント
- アグロベリーズ社がラオス現地企業「Mekong Blue」との合弁で、ブルーベリー栽培事業を開始。
- 気候が穏やかなボラベン高原(チャンパサック県)の150ヘクタールの敷地で高品質なMBO品種を栽培。
- 2026年第4四半期(10〜12月)からアジア全域へ向けて初の商業出荷を予定している。
アジアのベリー市場を照準:アグロベリーズ、ラオス・ボラベン高原で大規模ブルーベリー事業に参入
南米や北米、欧州でベリー類の生産・グローバル流通を手掛ける大手のアグロベリーズ(AgroBerries)グループは、ラオスを拠点とする新興ベリープラットフォーム「メコン・ブルー(Mekong Blue)」との合弁事業を立ち上げ、南部チャンパサック県のボラベン高原において150ヘクタールにおよぶ大規模なブルーベリー栽培プロジェクトを開始したことを正式発表しました。同社の持つ世界的な遺伝子ライセンスと流通ルートを活用し、急成長するアジア市場への供給基地を目指します。
ボラベン高原の理想的な栽培環境とMBO品種の導入
ラオス南部に位置するボラベン高原は、標高が高く涼しい気候と豊かな酸性の火山性土壌を擁しており、高品質なブルーベリー栽培において東南アジアで最も適したエリアの一つとして世界的な注目を集めています。
本プロジェクトでは、業界で評価の高いマウンテン・ブルー・オーチャーズ(MBO)のプレミアムなブルーベリー品種が導入されます。現在、すでに初期段階の30ヘクタールで植え付けが完了しており、近代的なドリップ灌漑システムや病害虫対策を施したスマート農業手法を用いて栽培が進められています。
2026年末の初出荷とアジア流通戦略
アグロベリーズ社の計画によると、ラオス産のブルーベリーは2026年の第4四半期(10〜12月)に初の商業出荷(収穫)を迎える予定です。収穫されたベリーは、グループ傘下の「ベリーワールド・アジア(BerryWorld Asia)」を通じて、日本、中国、シンガポール、香港、タイなど、アジア各国の主要スーパーマーケットや流通網へ直接出荷されます。
アグロベリーズ社のCEOは、「ラオスはアジアの主要消費国に近い地理的優位性と、他国と競合しにくい独自の収穫時期(ウィンドウ)を持っており、アジア市場における当社のプレゼンスを劇的に加速する戦略的拠点となる」と強い期待を示しました。ラオス国内にとっても、高付加価値農業への投資誘致と地元農民への雇用の創出につながるものとして期待されています。