教育スポーツ省と豪州政府、山岳遠隔地の複式学級指導ガイドラインを30校で試験導入、基礎教育格差の是正へ
投稿日: 2026-11-02
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情報源: 教育スポーツ省初等教育局 / 豪州支援BEQUALプログラム / ラオス国営通信(KPL)

ニュース要約
ラオス教育スポーツ省とオーストラリア政府による教育支援枠組み(BEQUAL)は、ルアンナムター県やシエンクワン県などの遠隔地30校を対象に、新たな「複式学級指導ガイドライン」の試験導入を開始した。教員不足に悩む山岳少数民族地域の学校において、1人の教員が複数の学年を同時に指導する実践的な指導法と教材を提供し、初等教育の就学率と学習到達度の格差是正を図る。
重要なポイント
- 遠隔地の教員不足に対応する新たな「複式学級指導ガイドライン」を策定
- 豪州支援BEQUALプログラムのもと全国30の対象小学校でパイロット導入
- 多学年合同教室における個別指導法と教員メンター制度を強化し教育格差を是正
ラオス教育スポーツ省初等教育局は、オーストラリア政府が支援する基礎教育品質向上プログラム(BEQUAL)と連携し、山岳遠隔地の小学校を対象とした「複式学級指導ガイドライン」のパイロット導入を開始した。ルアンナムター県、シエンクワン県、セーコーン県など、少数民族が多く暮らす山間部の30校がモデル校に選定され、実践的な研修を受けた教員による新たな指導が始まっている。
ラオスの山岳部では、過疎化や教員配置の偏在により、1つの教室で1人の教員が1年生と2年生、あるいは3年生と4年生を同時に教える「複式学級」が全体の約3割を占めている。これまでは多学年指導に特化した教材や教授法が不足していたため、児童の基礎学力低下や中途退学の一因となっていた。今回の新ガイドラインでは、自習時間と対面指導を効率的に組み合わせる時間配分法や、視覚教材・グループ学習の手法が体系化されている。
教育スポーツ省の担当者は「国土の隅々に至るまで、すべての子どもたちに質の高い教育機会を保障することが国家発展の礎である。パイロット校での指導効果を検証した上で、来年度以降は全国の山岳小規模校へガイドラインの適用を拡大していく」と強調しており、地方部と都市部の教育格差是正に向けた着実な前進として期待が集まっている。