ラオス政府、香港証券取引所に過去最大5億ドルの国債を上場、新興国債券指数(EMBI)に初採用

ニュース要約
ラオス政府は香港証券取引所において、過去最大規模となる総額5億米ドルの国際ソブリン債を正式に上場した。サンティパープ副首相兼財務相主宰による打鐘式典が執り行われ、年利9.625%の5.5年債に対し、アジア・欧州・中東・米国の86機関投資家から募集枠の約2.9倍の買い注文が殺到した。ラオス債券として初めてJPモルガン新興国債券指数(EMBI)に組み入れられ、国家財政の信認向上に弾みをつけた。
重要なポイント
- 香港証券取引所で過去最大となる5億ドルのラオス国際ソブリン債を上場
- 世界86の機関投資家から需要が集まり募集枠の約2.9倍の大幅な超過需要を記録
- ラオス国債として初めてJPモルガン新興国債券指数(EMBI)に採用
ラオス政府は、アジアの国際金融センターである香港証券取引所(HKEX)において、総額5億米ドルのシニア無担保ソブリン債(国債)を新規上場した。香港の取引所メインホールでは、ラオスのサンティパープ・ポムウィハーン副首相兼財務相率いる金融高官代表団および香港取引所幹部らが出席し、上場を告げる伝統的な銅鑼(どら)の打鐘式典が盛大に執り行われた。
今回発行された国債は、期間5.5年(2032年満期)で表面利率は年9.625%に設定された。ラオスによる国際債券市場での起債は2025年11月の3億ドルに続く2度目となるが、今回はアジア、欧州、中東、アフリカ、米国など世界各地の有力な機関投資家86社から合計14億5,000万ドルを超える応募があり、発行額の約2.9倍という記録的な超過需要を集めた。国際的な格付け水準を上回る市場の旺盛な投資意欲が示された格好である。
特筆すべき点として、今回の起債により、ラオス国債は初めて世界的な機関投資家の運用ベンチマークである「JPモルガン新興国債券指数(EMBI)」の構成銘柄に正式採用された。サンティパープ財務相は式典で「今回の歴史的成功は、ラオス経済の底堅さと財政健全化努力に対する国際市場の強い信頼の表れである。調達資金をインフラ開発や債務再編に戦略的に活用し、持続可能な経済成長の礎とする」と強い決意を語った。